ラルディーニのカシミヤアイテムとは?特徴や魅力を徹底解剖
ラルディーニとは
ラルディーニはイタリア発祥のブランドになるので、どのような経緯で始まり成長を遂げているのか日本ではあまり知られていません。
まずは、ラルディーニというブランドが世界に知られるようになるまでの歴史について紹介します。
ラルディーニの始まり
ラルディーニは、1978年にイタリア中部にあるフィロットラーノという街にある小さな仕立て工場が始まりでした。
アンドレアとルイジ、ロレーナの3人によって立ち上げられ、小さな仕立て工場であったものの各自の得意分野を生かすことで、瞬く間にその技術の高さと誠実な仕事が評判を呼ぶことになり有名ブランドの生産を担当するまでになったのです。
そして、2016年には約20000平米という生産スペースを持つまでに成長を遂げています。
世界の有名なメゾン製品を作り続け、現在ではヨーロッパ屈指のファクトリーと言われるほどです。
ラルディーニ自社ブランドの誕生
ラルディーニは創業から高級メゾンの受託製造を行っていましたが、2010年に大きな転機を迎えることとなります。
もともと1993年に自社ブランドであるLARDINIはスタートしていましたが、数々の有名メゾンのコンサルティングを行ってきたウンベルト・カンタレッソをクリエイティブチームに迎えることとなり、創業者である3人の内の1人であるルイジ・ラルディーニがクリエイティブディレクターとなる新体制へと変わったのです。
そこで、これまでのラルディーニの培った技術製法だけではなくデザイン性も世界に認められるようになり、日本でも人気を誇るようになりました。
ラルディーニのカシミヤアイテムの魅力とは
ラルディーニで展開されているアイテムは、ジャケットとパンツのセットや、ベスト、コート、シャツなどイタリアの紳士を彷彿させるような上質なメンズアイテムです。
つまり、ラルディーニのカシミヤアイテムとは、カシミヤジャケットやカシミヤコートになります。
ラルディーニのカシミヤアイテムは、どのような魅力や特徴があるのでしょうか?
仕立ての良さは最高品質
仕立て屋として始まったラルディーニだからこそ、カシミヤジャケットやカシミヤコートの仕立ては最上級品となっています。
アンコンと呼ばれる仕立てを採用し、パッドなどを用いずに薄い芯地だけで作られています。
非常に柔らかく軽いフォルムに仕上げられるだけではなく、カシミヤ特有の繊細な素材感までも存分に生かすことができるのです。
この仕立てができるのは相当な技術が必要となり、ラルディーニだからこそ可能であると言えます。
そして、袖を通した瞬間から美しいシルエットを纏うことができます。
最大限にカシミヤの特性を生かす技術
ラルディーニでは、最高の製品にするために素材にもこだわりを持って厳選しています。
カシミヤでも同様に、厳選されたカシミヤが使用されています。
そして、ハンドメイドアイテムを制作してきたラルディーニだからこそカシミヤの特性が最大限に生かされています。
目で見て分かるほどのしなやかな毛質は、触れた瞬間に心地良さに驚いてしまうほどの肌触りとなっています。
そして、最高級の素材らしい上品さと光沢だからこそ、ジャケットやコートの縫製やラインの美しさを引き立ててくれるのです。
ラルディーニはカシミヤストールの展開はない?
ラルディーニは、ジャケットを中心にセットアップで着用できるパンツやコートなどが展開されています。
最近ではシャツや靴などアイテムの展開は広まりましたが、カシミヤストールやマフラーといった小物アイテムに関しては展開がありません。
しかし、ラルディーニのジャケットやコートなど最高品質のアイテムには、カシミヤストールの相性が抜群です。
そのため、カシミヤストールはラルディーニ以外で探してラルディーニのアイテムと合わせると良いでしょう。
カシミヤストールであれば、「マッティトッティ」がおすすめです。
カシミヤの産地でも最も高級とされる内モンゴルのホワイトカシミヤを使用しており、最高の肌触りと質感が手頃な価格で再現されています。
まとめ
ラルディーニのカシミヤジャケットやカシミヤコートは、大人の男性にとっては憧れのアイテムであり、一度着用すれば心地良さに驚くに違いありません。
ラルディーニのアイテムに、最高級とされるカシミヤストールを合わせてワンランク上のコーディネートを楽しんでみてください。
監修者
林 絵理子(スタイリスト)
2009年5月~Styling Office seed 小谷 晃司氏 師事
2011年11月~拠点を東京にも設けフリーランスで活動開始(大阪に関してはseed所属)
2015年4月~Styling Office seedより独立
2017年11月~brickを設立
2022年11月~brick stock room増床
(同ビル602)