カシミヤストール・カシミヤマフラーの魅力にフォーカスC.I.CCASHMERE ITEM COLLECTION

カシミヤは安物でも大丈夫?!カシミヤの値段による違いとは

高級な素材として知られているカシミヤは、ストールであれば最低でもどれくらいの価格で購入できると思いますか?
ブランドによっても価格は違いますし、とても高級なものから手頃に買えるものまであります。

しかし、高級品だからこそ安物は本当に大丈夫なのかと心配にある人も多いでしょう。

そこで、安物のカシミヤを見る時のポイントや、カシミヤによって値段が違う理由を説明していきます。

1.なぜ同じカシミヤでも値段に違いがあるのか?

カシミヤは安物でも大丈夫?!カシミヤの値段による違いとは

カシミヤは、カシミヤ山羊という山羊の産毛のみを採取したものをいいます。
同じカシミヤ素材でも、ブランドによってかなり値段に違いが出てきます。

そのため、ストールであれば1万円台で購入できるものから5万円以上するものまであるのでピンキリなのです。
なぜ値段に大きな違いが出てしまうのでしょうか?

①:ブランドネーム

カシミヤ素材だけではなく、どんなアイテムや洋服にでもいえることですが、ハイブランドになるほど価格は高額になります。

例えば、H&Mなどのファストファッションでは低価格のアイテムが揃っていますが、シャネルやルイヴィトンになると高額アイテムばかり揃います。
これは、まずブランドネームに応じた価格が商品につけられるからです。

もし、シャネルなのにH&Mと同様の価格のアイテムがあれば、ブランドの価値が下がってしまいますし、反対にH&Mにシャネルのような価格のアイテムを置いても求めている人はいません。

つまり、ブランドネームに相応の価格でカシミヤ素材も展開されているのです。

②:カシミヤの産地や毛の種類

カシミヤと一括りに言いますが、カシミヤ山羊が飼われている地域はいくつかありますし、毛自体にもランクがあります。

カシミヤ山羊の中でも内モンゴルが最高品質とされており、毛の中ではホワイトカシミヤが高品質になります。
ホワイトカシミヤは単色染めに適しているため価格が高くなりますが、繊維の細さはブラウンカシミヤの方が細くて質感としては最高級とされています。

一方で、グレーカシミヤはホワイトやブラウンよりも劣ります。

③:カシミヤのランク

カシミヤにはランクが定められており、1級品が最も高級で9級品まであります。
このランクは、繊維の細さや長さ、ヘアーの混入率で決められます。
ヘアーの混入率が低く、毛が長くて細いほどカシミヤのランクが高くなるのです。

④:製法

いくら最高品質のカシミヤを使用していても、製法が低質であれば素晴らしいカシミヤストールは生産されません。
自社工場で数多い工程を経て、職人が手作業で行うような製法であれば当然品質は良くなりますが、価格もかなり高額になります。

一方で、カシミヤアイテムを多く取り扱う工場で生産されていれば、自社工場ではなくても質の良い製品になる可能性が高くなります。

2.安物のカシミヤアイテムで注目すべきポイント

カシミヤは安物でも大丈夫?!カシミヤの値段による違いとは

高額なカシミヤと安物のカシミヤが存在する理由について見てきましたが、必ずしも安物だから粗悪品であるというわけではありません。
安物のカシミヤアイテムでも品質の良いアイテムを選ぶためのポイントを見ていきましょう。

①:産地やカシミヤ何%なのか基本情報を確認する

まずは、カシミヤアイテムの基本情報を確認しましょう。
そもそもカシミヤストールやカシミヤニットといっても、カシミヤ100%とは限りません。
他の素材との混合ではないか確認し、より品質のいいアイテムを選びたい場合にはカシミヤ100%使用しているものを選ぶといいでしょう。

また、店頭で購入する際には産地などが分かりませんが、ネットであればカシミヤ山羊の産地や毛の種類などが記載されているので、確認できます。

②:カシミヤのランク、もしくは目視で確認する

先程説明したように、カシミヤにはランクがあります。
どのランクのカシミヤが使われているのか確認できる場合には確認します。

ただし、表記されていないことが多いので、自分の目で見て毛の長さや細さを確認してみるといいでしょう。
細くて長いほどカシミヤのランクが高いものであると言えます。

ネットで購入する際には画像で確認しても分かりにくいかもしれないので、レビューなどを参考にしましょう。

3.まとめ

カシミヤは安物でも大丈夫?!カシミヤの値段による違いとは

カシミヤアイテムは、安物であっても質の良いアイテムである可能性もあります。
自身で見極めて、値段が安くても質の良いカシミヤアイテムを手に入れましょう。

マッティトッティであれば、高品質なカシミヤストールが低価格で購入できるのでおすすめです。
mattitotti

監修者

林 絵理子(スタイリスト)

2009年5月~Styling Office seed 小谷 晃司氏 師事
2011年11月~拠点を東京にも設けフリーランスで活動開始(大阪に関してはseed所属)
2015年4月~Styling Office seedより独立
2017年11月~brickを設立
2022年11月~brick stock room増床
(同ビル602)