カシミヤマフラーを虫食いから守る!!【対策方法公開】
大切な衣類やマフラーが長期保管によって、虫食いの被害にあったことはありませんか?
特にカシミヤマフラーは高品質、また高価格なものなので大切に取り扱いたいものです。
虫食いから守ることが出来れば、何年も、もしくは何十年も使用することが出来るのです。
カシミヤマフラーを虫食いから守る対策方法について知って、大切なマフラーを虫食いから守りましょう。
1.カシミヤは虫食いが起こる?!
実際にカシミヤは虫食いが起こりやすいのでしょうか?
もちろんカシミヤだけではなく、ニットや綿製品様々な素材でも起こり得る事柄です。
特にカシミヤに穴を開ける虫は、蛾の幼虫であるイガやヒメマルカツオブシムシと呼ばれる虫になります。
孵化した虫達は、冬を越すまでの間衣服を食べながら脱皮を繰り返すので、たくさんの量の衣類を食べるのです。
カシミヤの虫食いの原因:イガとは
蛾の幼虫であるイガは、漢字で書くと衣蛾となります。
漢字の通り、そのまま幼虫時にシルクや毛や皮を食べて成長します。
イガは自然の中にいるのではなく、カーペットや布に潜り込んでいます。
幼虫は1㎝くらいのサイズとなり、乳白色となっています。
カシミヤの虫食いの原因:ヒメマルカツオブシムシとは
体長2~3㎜の小さな甲虫となり、成虫はカナブンです。
成虫になると衣類を食べることは無く、幼虫の間のみとなります。
春になると良く成虫が飛んでいるので、洗濯物や外出時には注意が必要です。
一度に卵を20~100個も産み付けて、1週間~10日ほどで幼虫に孵化します。
この虫は多ければ1週間の間に自分の体重の3倍もの量を食べると言われています。
2.虫食いを防ぐ予防策
それでは実際にどのようにすれば、これらの虫の予防が出来るのでしょうか?
そのためにも、日頃の手入れや収納前の手入れが重要なポイントとなります。
面倒だと考える人もいるかもしれませんが、手入れは必ず必要です。
①:日頃の手入れでカシミヤの虫食い予防
日頃から使用しているカシミヤマフラーであれば、着用の度に手入れをする必要があります。
マフラーに付いているゴミや食べかす、また人間のフケや皮脂なども餌に成り兼ねません。
特に皮脂は放っておくとシミになる可能性もあります。
着用後は綺麗にゴミを取るようにしましょう。
水気も大敵ですので、雨などに濡れた時はすぐに拭いてください。
着用が終わった後は、ハンガーなどに広くかけて風通しをすれば清潔さを保てます。
②:カシミヤの虫食いは洗濯やスチームで予防
カシミヤは高級な素材なので、洗濯は怖いと考えている人も多いと思います。
もちろん繊細な素材なので、取り扱いには注意が必要です。
毎回着用の度にクリーニングや洗濯をしては、素材が痛むので必要ありませんが、時折洗うことは必要です。
洗濯を自宅で行う際は、優しくすすぎ洗いで行いましょう。
洗濯後は直接陽の当たらない場所で日陰干しにします。
シワなどが気になる場合は、アイロンは不向きではありますがスチームを軽く当てるのみであれば大丈夫です。
特にイガの卵はスチームによって孵化を予防することが可能です。
しかし、カシミヤマフラーは強く抑え過ぎてしまうと毛が寝てしまい、カシミヤ本来の風合いが無くなってしまいます。
③:長期保管前の手入れ
着用時期が終わり、長期保管を行う前の手入れは必ず必要です。
洗濯をして、しっかりと乾燥させてから長期保管へと移すようにしましょう。
長期保管を行う際は、衣類の上に防虫剤を置くようにします。
引き出しや容器の下に防虫剤を置きがちですが、ガス化すると空気より重く下へと成分が下がっていくため、上に置く方が効果的なのです。
また、長期保管の際には大きめに畳んで、他の洋服などとギュウギュウと押し込んで保管しないようにしましょう。
3.カシミヤマフラーの虫食いはしっかり予防しよう!
きちんと普段から手入れを行って長期保管前にも手入れを行えば、虫食いからカシミヤマフラーを守れるだけでなく、長期間良い状態で使用可能となります。
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監修者
林 絵理子(スタイリスト)
2009年5月~Styling Office seed 小谷 晃司氏 師事
2011年11月~拠点を東京にも設けフリーランスで活動開始(大阪に関してはseed所属)
2015年4月~Styling Office seedより独立
2017年11月~brickを設立
2022年11月~brick stock room増床
(同ビル602)