カシミヤとカシミアの違いは?!どちらが正しいの?
ふんわりと柔らかい肌触りと、毛足が長く光沢が高級感のある素材のcashmereは、ニットやストールなどさまざまな製品となり人気を誇っています。
このcashmereを皆さんは何と呼んでいますか?
「カシミヤ」と呼んでいる人もいれば、「カシミア」と呼んでいる人もいるでしょう。
この2つには違いがあるのか、そしてどちらの読み方が正しいか解説していきます。
1.カシミヤ?カシミア?どちらが正しいの?
cashmere素材は、カシミヤやカシミアと呼ばれていますが、どちらもcashmereを指しています。
一体どちらの呼び方が正しいのでしょうか?
①:cashmere=カシミヤ
Cashmereは、カシミヤもカシミアも呼び方は間違いではありません。
しかし、消費者庁家庭用品品質表示法の表記ではカシミヤで統一されているため、「カシミヤ」と表記することが一般的です。
そのため、カシミヤと呼ぶことが徐々に定着してきています。
素材表記する記載する際には、カシミヤだけでなく「毛」という表記も実は可能なのです。
アンゴラやモヘヤ、キャメル、アルパカなども毛と表記することができますが、個別で表記することの方が分かりやすいため、個別で表記されることが大半です。
しかも、カシミヤは高品質な素材なので個別表記にしたいと考えることが多いので、別表記にされます。
②:パシュミナは別物?
カシミヤストールのことを「パシュミナ」と呼ぶこともありますが、パシュミナは少しカシミヤとは違ったものになります。
パシュミナは、素材そものだけでなくストールやショールを総して呼びます。
カシミヤストールの場合、カシミヤをフェルト化した生地を用いています。
一方でパシュミナは、カシミヤ素材などを糸に紡いで織ったストールやショール、もしくはその素材のことを指すのです。
カシミヤ100%のストールに比べると、パシュミナは生地が薄くて光沢感が強いことが特徴的です。
③:カシミヤの語源は?
なぜカシミヤと呼ばれるようになったのかというと、語源はインドカシミール地方にあります。
この地方にあるヒマラヤ山脈の高地に生息するカシミヤ山羊は、世界最高峰のカシミヤとされています。
非常に過酷な環境の中だからこそ、優れた風合いと高い保温性を持った毛を生み出すことができるのです。
この地域で採取されたカシミヤを糸に紡いで織ったものや素材をパシュミナと呼ぶことはできますが、その他の地域で採取されたカシミヤはパシュミナと呼ぶことができないという決まりもあります。
2.カシミヤのメリットとは?
希少な素材であるとされるカシミヤですが、カシミヤ素材にはどんなメリットがあるのでしょうか?
カシミヤのメリットを知れば、他の素材よりも高額ながらも老若男女問わずカシミヤが愛されている理由が分かります。
①:極上の肌触り
カシミヤの毛は、非常に細くて繊細です。
その他のアンゴラやウールなどとは異なり、繊維が細いので柔らかくふんわりとした肌触りとなります。
そのため、敏感肌でも安心して使用することができるのです。
また、カシミヤ繊維の表面には油脂が覆われており、独特のヌメリ感があります。
このヌメリ感によって滑らかな手触りを感じられるのです。
②:保温性・吸湿性に優れている
カシミヤは、あらゆる素材の中でも保温性が高いことでも知られています。
カシミヤは、熱伝導率の低い空気を多く取りこむことができるので、保温性が優れているのです。
また、吸湿性が高いので、熱を逃さないようになっています。
そのため、暖かさを保つことができながらも、湿気を吸収するので蒸れにくく快適に着用することができます。
③:品のある光沢感
カシミヤ素材が一目で分かる特徴でもある光沢は、合成繊維では表現することができない光沢です。
カシミヤの繊維の表面は、突起の少ないスケールに覆われています。
そのため、表面がフラットになるので、光を反射させてナチュラルで品ある光沢を生み出すのです。
また、毛足が長く細いものほどカシミヤのランクが高くなっており、一層高級な光沢を感じることができます。
3.カシミヤの品質が保証されているカシミヤストール
カシミヤストールを購入するのであれば、しっかりと本物であることが保証されているものを購入したいと考えますよね?
そこで、品質が保証されているおすすめのカシミヤストールを紹介します。
①:マッティトッティ
マッティトッティはカシミヤストールとマフラーの専門店です。
最高級とされる内モンゴル産のカシミヤで作られており、その中でも最高品質のホワイトカシミヤを95%使用しています。
残り5%は自然な色を出すだめにグレーやブラウンカシミヤを混ぜているのです。
カシミヤ製品に対する適正な品質表示を行うJWIF一般財団法人ケケン試験認証センターにて承認されたカシミヤストール・マフラーなので安心して購入できます。
②:カシュミー
日本企業と内モンゴル企業が合同で設立した欧米向けに製造販売されているカシミヤ会社です。
内モンゴル産のカシミヤを使用していますが、カシュミーでは自社牧場でカシミヤ山羊を飼育するところから始めています。
そのため本物のカシミヤであり、品質も信頼することができます。
4.まとめ
カシミヤとカシミアは同じ名前ですが、やはりカシミヤと表記が規定されているので「カシミヤ」と呼ぶ方が一般的でしょう。
カシミヤストール購入する際には、品質や生産過程、カシミヤの生産地などにも注目してみてください。
カシミヤストールおすすめ10選【2018年人気ランキング】
カシミヤストールおすすめ10選を紹介する記事です。カシミヤストールのブランドがたくさんありますが、どのカシミヤストールブランドがおすすめか選択するのが難しいです。今回の記事では2018年のおすすめカシミヤストールを紹介します。この記事を読んでお気に入りのカシミヤストールをゲットしましょう!
監修者
林 絵理子(スタイリスト)
2009年5月~Styling Office seed 小谷 晃司氏 師事
2011年11月~拠点を東京にも設けフリーランスで活動開始(大阪に関してはseed所属)
2015年4月~Styling Office seedより独立
2017年11月~brickを設立
2022年11月~brick stock room増床
(同ビル602)