マフラーを買うならカシミヤ?それともアルパカ?【購入前に読もう】
マフラー購入する際に、やはり肌当たりや気持ち良さが重視されます。
直接首や顔周りに当たる素材だからこそフワフワと気持ちの良いマフラーを巻きたいものです。
フワフワで気持ちの良い素材と言えば、カシミヤやアルパカがありますが、この二つの素材にはどんな違いがあるのでしょうか?
マフラーを購入するならどちらの素材が良いのか見ていきましょう。
1.カシミヤとアルパカの違い
まずは、カシミヤとアルパカの素材の違いを見ていきます。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを知って、自分に合った素材はどちらなのか考えてみてください。
①:極上の肌触りと高級感ならカシミヤ
カシミヤは山羊の毛ですが、カシミヤ山羊という種類の羊の産毛のみを採取して作られます。
産毛は冬にのみしか生えて来ず、1頭につき採取できる量は少なくなっているため、希少な素材であるといえます。
産毛だからこその極上の柔らかさと、素材の繊細さや高級な質感が特徴です。
<メリット>
・薄くても軽いのに暖かい
・独特のヌメリ感があり、光沢ある高級な素材
・毛が長いので柔らかく、肌当たりが良い
・型崩れしにくいので、長く使用出来る
<デメリット>
・水に弱く、繊細な素材
・他の素材に比べると値が張る
カシミヤの中にもランクやグレードがあり、最も高級なカシミヤはホワイトカシミヤです。
カシミヤのランクを自分の目で見極めることは難しいですが、毛が細くて長いものほど質の良いカシミヤとなります。
②:丈夫で柔らかいアルパカ
アルパカと言えば、動物園でも人気の愛らしい顔付きのラクダ科の動物です。
アルパカは毛が細く、柔らかいのでフワフワと柔らかく暖かいことが特徴です。
直毛なので、表面にスケールが少なく線維が絡みにくい分、毛玉の出来にくい丈夫な素材となっています。
<メリット>
・暖かく、滑らかな肌触り
・縮みにくく、毛玉の出来にくい丈夫な素材
・光沢感があり、品のある雰囲気を出せる
<デメリット>
・汚れが付着しやすい
・静電気が起きやすい
アルパカの中でも生まれて初めて採取された毛であるベビーアルパカは、貴重であり高級な素材となります。
一般的によく使用されるアルパカはファインアルパカとも呼ばれるファカヤ種となり、ウールより少し線維が太めです。
2.写真で見るカシミヤマフラーとアルパカマフラー
カシミヤとアルパカの特徴を見てきましたが、次は写真でその違いを見ていきましょう。
写真でみると素材の違いや、マフラーとして使用した時の雰囲気が分かると思います。
まずはカシミヤマフラーです。
写真で見て分かるように、毛足が長く光沢感があります。
ウール素材のマフラーに比べると、滑らかで柔らかい印象となります。
実際に巻いてゴワゴワしたボリュームではなく、スッキリと見えます。
厚みがなくても保温性が高いため、冬のアウターにボリュームが出る時期には首周りをスッキリさせながらコートと合わせることが出来ます。
カジュアルから綺麗め、そしてビジネスシーンなど幅広く使用出来るのが特徴でしょう。
30代以降からの男女ともに支持される大人の素材であると言えます。
一方、アルパカ素材はアルパカに比べると光沢はあまり感じられず、少ししっかりした雰囲気の素材となります。
写真からみても素材の丈夫さが伝わります。
実際に巻いてみるとウールに比べると素材は柔らかく、とても肌触りが気持ちの良いものとなります。
カシミヤよりも、少し毛がたったような印象なのでフワフワした柔らかい印象で身に付けられます。
少しカジュアルなシーンに最適で、ウールでは肌に違和感を感じる人におすすめでしょう。
男女ともに愛用され、マフラー以外にもコートやニットにも使用される素材です。
3.カシミヤとアルパカの違いを理解して一生もののマフラーを手に入れよう!
カシミヤとアルパカの素材について違いを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
それぞれに良い部分があるので、好み次第にはなります。
しかし長く愛用するのであればやはりマフラーであればカシミヤが定番といった雰囲気はあります。
「カシミヤ専門店のマッティトッティ」では、低価格でバリエーション豊富にカシミヤマフラーを見つけることが出来るのでおすすめです。
監修者
林 絵理子(スタイリスト)
2009年5月~Styling Office seed 小谷 晃司氏 師事
2011年11月~拠点を東京にも設けフリーランスで活動開始(大阪に関してはseed所属)
2015年4月~Styling Office seedより独立
2017年11月~brickを設立
2022年11月~brick stock room増床
(同ビル602)