カシミヤストール・カシミヤマフラーの魅力にフォーカスC.I.CCASHMERE ITEM COLLECTION

カシミヤの産地とは?産地や種類によってランクが違う?!

カシミヤ製品ができるまで

 カシミヤの産地とは?産地や種類によってランクが違う?!

カシミヤ製品の肌触りが良いことや、軽いのに暖かいといった使い心地のメリットを知っている人は多いかもしれません。
しかし実際には、カシミヤがどんな動物の毛であり、どのように製品になっているのかということはご存知でしょうか?
まずは、カシミヤが製品になるまでについて知っていきましょう。

カシミヤはカシミヤ山羊の「産毛」

カシミヤと呼ばれる繊維は、カシミヤヤギという種類の山羊から採取された毛を指します。
普通の山羊とは異なり、夏と冬の気温差が激しい山岳地帯に生息する山羊なのです。
そのため、寒い冬から身を守るために、秋頃から表面の粗毛の下には細くて柔らかい産毛が生えてきます。
この産毛のみを採取したものがカシミヤとして使用されることになるのです。
産毛のみだからこそ非常に採取量は少なく、1頭から100gも採取できないほどです。
そのため、カシミヤは希少価値が高いとされています。

カシミヤが製品になるまで

カシミヤはカシミヤ山羊の産毛のみを採取すると言いましたが、産毛が生えてきたらいつでも採取できるわけではありません。
毛が生え変わる時期である春になるまで待ち、その時期にのみ採取が行われます。
梳きを使って手作業で行われるため、非常に採取に手間がかかります。
また、そこから不純物を取り除く作業や毛を洗う作業、毛を糸にする作業など多くの行程を経なくてはなりません。
カシミヤが製品になるまでには、たくさんの手間と時間が必要になるのです。

カシミヤの産地と種類のランク

 カシミヤの産地とは?産地や種類によってランクが違う?!

カシミヤ山羊がから採取される産毛がカシミヤとよばれるものになりますが、カシミヤも産地によってランクが異なります。
また、カシミヤにも種類があるので、全てが同じというわけではありません。
ランクや種類を知って、より素晴らしいカシミヤ製品を自身で見分けられるようにしましょう。

カシミヤの産地とは

カシミヤの原料となるカシミヤ山羊は、アジアの寒暖差が激しい山岳地帯に生息しています。
非常に厳しい環境下で生息していることが特徴となり、モンゴルやイラン、アフガニスタンなどに生息しています。
そして、カシミヤの最も多くの割合を占めている産地は、中国の内モンゴル自治区なのです。

内モンゴル産のカシミヤは、世界的にも高品質であることが認められています。
他の産地のカシミヤと内モンゴル産のカシミヤの違いは、カシミヤの繊維の長さと細さです。
カシミヤの繊維は、細くて長い方がより高品質と認定されますが、内モンゴル産は他の産地のカシミヤよりも長くて細い繊細な毛になっているのです。

カシミヤの種類とは

カシミヤといっても全てが同じ種類のカシミヤ山羊の産毛で作られているわけではありません。
カシミヤには色の種類があり、主にホワイト・グレー・ブラウンの3色に分かれています。
この3色の中でもホワイトカシミヤは真っ白な原毛のみを選りすぐり集めたものとなり、最も高品質かつ高級です。
そして、どんな色にも染まることから多くの製品に用いられています。
ただし、カシミヤ特有の風合いや色を表現するために、ホワイトカシミヤだけではなくグレーやブラウンも混ぜて使用されることも多いのです。

カシミヤのランクについて

カシミヤは内モンゴル産のホワイトカシミヤが最もカシミヤの中でも高級品とされていますが、カシミヤの原料市場では等級でランク付けも行われているのです。
等級は1~9級まで分かれており、最も高い等級が1級になります。

この等級は、繊維の長さと細さ、そしてヘアーの混入率でランク付けがされています。
つまり、同じカシミヤといってもランク付けがされているので、全ての製品が最高級品というわけではないのです。
このランクは製品に表示されていることは少ないため、カシミヤ製品を購入する場合にはランクが表示されていなければ産地に注目してみましょう。

ただし、カシミヤ原料を製品にする技術も大切であり、繊細な繊維だからこそ高い技術を持って製品化されるほどにより高品質のカシミヤ製品が生まれます。

まとめ

 カシミヤの産地とは?産地や種類によってランクが違う?!

カシミヤの産地やカシミヤのランクなどカシミヤ製品を購入するにあたって気にしたことがない人も多いかもしれません。
しかし、高級なアイテムだからこそ産地などに注目して購入することをおすすめします。
そうすれば、価格に見合った素晴らしいカシミヤ製品に出会うことができるでしょう。

マッティトッティは、内モンゴル産のカシミヤを100%使用した高品質のカシミヤストール・マフラーの専門店です。
カシミヤストールやマフラーの品質が気になる場合には、産地や生産技術が補償されたマッティトッティでご購入ください。

監修者

林 絵理子(スタイリスト)

2009年5月~Styling Office seed 小谷 晃司氏 師事
2011年11月~拠点を東京にも設けフリーランスで活動開始(大阪に関してはseed所属)
2015年4月~Styling Office seedより独立
2017年11月~brickを設立
2022年11月~brick stock room増床
(同ビル602)